合格祈願だけじゃもったいない?大人も行っておきたい『太宰府天満宮』

合格祈願だけじゃもったいない?大人も行っておきたい『太宰府天満宮』
太宰府天満宮本殿

学業成就なんて大人だから必要ない?

学問の神様、菅原道真公がお祭りされていることから、学業成就のパワースポットとして名高い太宰府天満宮。受験シーズンともなると合格祈願の受験生でいっぱい!

しかし皆さん。大抵の大人にとって高校や大学受験も遠い昔。今さら学業成就なんて必要ないんじゃ…と思っていませんか?

実は太宰府天満宮は「学問・至誠・厄除けの神様」といわれ、学業成就以外にも就職や転職の祈願などのご利益がある他、古代から続く文化を継承したアートイベントや建築など様々な魅力があります。

じつはアートな街だった太宰府

2008 小沢剛「ホワイトアウトー太宰府ー」:太宰府天満宮HP(http://www.dazaifutenmangu.or.jp)より引用

「学問」というと、いわゆる「お勉強」の神様のように思われがちですが、じつは「文化」という大事な側面があります。

919年に造営(神社の立ち上げのようなもの)されて以来、和歌・書画・歌舞伎などの奉納が行われ、文芸・文化・芸術が盛んだったことにちなみ、太宰府天満宮では2006年から『太宰府天満宮アートプログラム』が行われています。

 

このイベントでは「開放性」と「固有性」をキーワードに様々な現代芸術の作品が作られてきました。

実は、九州国立博物館の誘致を行ったのもこうした文化を大事にしてきた背景があったからだったんですね。

石田三成が再興!?天満宮楼門

天満宮楼門

境内に入り、池にかかるはしを渡ってすぐのところにある楼門。

なんとこちらは約400年前に関ヶ原の戦いで西軍を率いた石田三成が再興した由緒ある建物!

…だったのですが、残念ながら明治時代に焼失してしまい、現在は同じ形のものを1914年に再建したものです。それでも100年以上ですから、太宰府の歴史の深さ。

1591年築!国の重要文化財:天満宮本殿

天満宮本殿

国の重要有形文化財にも指定されている太宰府天満宮本殿。こちらは現在の建物は1591年築、再興したのは毛利元就の三男で、豊臣秀吉と関係の深かった小早川隆景です。

最近は戦国武将のファンの方が、武将ゆかりの神社として訪れたり、三条実美らが潜伏したり、西郷隆盛がよく訪れたことから西郷どんの放映をきっかけに聖地巡りをしていたりもするようです。

 

太宰府天満宮本殿

楼門とともに、ベンガラの朱と檜皮でなめらかに葺かれた屋根が美しいです。

ベンガラ:赤色を出すために使われる塗料。鉄分を含む土を焼くことで赤く発色する。

檜皮葺:ヒノキの外皮を重ねて作った屋根。なめらかな曲面が作れる。

道真公が京都から太宰府へ左遷された際に、1本の梅の木が飛んでついてきたという逸話があることから、太宰府天満宮の建物には、いたるところに梅のモチーフが使われています。

柱や屋根飾りからちょっと意外なところまで?探してみると面白いかも知れませんね!

 

紹介した建築

■名称:太宰府天満宮本殿・楼門

■住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号

■アクセス:西鉄太宰府線「太宰府駅」下車(出口から徒歩5分)

■店舗HP:http://www.dazaifutenmangu.or.jp